事務職の経験しかありません。
この記事は、ライティングの技術やプログラミングの知識は一切なく、事務職の経験しかない私が、実際にクラウドワークスを通して受注した感想を纏めます。
・仕事内容や単価を知りたい
・クライアントとのやり取りのイメージを掴みたい
・怪しい案件の見分け方が気になる
・応募する際のメッセージを参考にしたい
まずはクラウドワークスについてご紹介します。
クラウドワークスのサイト上で発注者と受注者が直接やりとりを行い、自宅で仕事が完結します。
副業を始めようとする人や、在宅で仕事がしたい人に需要が拡大しているサービスです。
仕事の形式が3種類ありますので簡単に説明します。
①プロジェクト形式とは、
不特定多数に募集をかけ、クライアント(発注者)が仕事を依頼したいメンバーを選定します。
その後クライアントと受注者お互いが同意の下契約を結びます。
支払い方法は「時間単価制」と「固定報酬制」があり、仕事内容によりクライアントが決定しています。
例)記事のライティング、事務作業
②タスク形式とは、
不特定多数に向け案件を公開し、上限はありますが誰でも参加ができる仕事となります。
その反面、単価が安いですがクライアントと受注者間の直接のやり取りがない為、業務がスムーズに進みます。
例)アンケート
③コンペ形式とは、
不特定多数に向け案件を公開し、提案された作品の中からクライアントが採用を行います。
例)商品名や企業名のネーミング募集
次にどのような仕事を受注していたのか、実際の報酬額を明かしながら仕事内容をご紹介していきます。
受注していた案件【実際の単価を公開】
内容にもよりますが、1件につき数分で完了する仕事が多いです。
1件あたりの報酬額は「何十円」と自販機で飲み物さえも買えない程度。
数をこなせばある程度の金額は見込めますが、仕事に対しての「楽しさ」や「面白さ」を全く感じません。
月により変動はあるものの、月額の報酬は3,000円を超えます。
しかし手数料が引かれるため手取りは少なくなります。
人間とのやり取りが発生するので「仕事をしている感」はありますが、やはり単価が安いためモチベーションを保つことが難しいです。
時給換算すると1時間100円。気が遠くなります。
こちらは「メールを送信」するだけで頭は使わずただ手を動かすだけです。
ロボットになったような気分でひたすら数をこなしました。
時給換算すると、1時間に1,000円程いただけたので他の案件に比べたら割が良いです。
しかし面白味は全くありません。
辞めた理由は、「企業からの反応があまり良くないため、作業体制の見直しを含め一旦作業を中止させて頂きたいと思っております。」とクライアントから連絡がきたので自動的に終了となりました。
クラウドワークスの手数料
クラウドワークス では締め日を15日と末日の月2回設けており、それぞれ当月末と翌月15日に振り込まれます。
その都度振込手数料がかかり、楽天銀行だと税込み100円、他行税込み500円が発生します。
上記資料の通り「出金済み金額」欄のカッコ内の金額はクライアントがクラウドワークスに振り込んだ金額であり、クラウドワークスの取り分になります。
おおよそ20%〜22%程ありますので、血の滲む思いで働いても手元に入ってくる金額は僅かです。
また、締日時点までの未出金報酬額が1,000円未満の場合、次回以降の振り込みに繰り越されますので締日までに1,000円以上稼がないと銀行には振り込まれません。
受注する為に意識した事【怪しい案件の見分け方】
もちろん、クラウドワークスのサイト上に公開されている募集が、全て良案件であるとは限りません。
クラウドワークス側でも注意を促しておりますが、クライアントが得をするような悪質な案件が増加しており、怪しい募集がたくさん転がっています。
募集内容をよく読み、懸念点があれば 募集をする前に一度クライアントに確認をとる事をお勧めします。
仕事の概要説明に不備があったり、不透明な場合は悪質な案件であることが多いです。
クラウドワークスでは違反案件撲滅に力を入れており、AIによる投稿案件のスクリーニングや不良案件をクラウドワークス事務局に通報出来るような仕組みを整えています。
この健全化活動が功を奏し、状況が淘汰されつつありますが、この仕組みをすり抜け募集を公開しているクライアントもいます。
納得する仕事内容でないと業務のやり取りに支障をきたし、損をするのは自分です。
しっかりと見極める力が必要でしょう。
仕事を探していて感じた怪しい案件例をご紹介。
最後の「アイコンが蝶」ですが(笑)、似たような蝶のアイコンのアカウントが複数存在し、「簡単に稼げますよ!」と同じような誘い文句でメッセージがきました。
どれも「外部でのやり取り」を促し、クラウドワークス外のサイトを閲覧するよう勧められたので「蝶のアイコン」は要注意です。
あくまで私が感じた「怪しい案件例」なので例外はあるかと思いますが一つの指針になれば幸いです。
また、応募をする際のメッセージが採用に大きく関わってきますので、一つの応募を無駄にしないよう自己PRの書き方が重要になります。
上記4点を織り込んだテンプレートを作成し、クライアントに合わせた内容且つ丁寧な文章を心がけ、応募をしていました。
「文字起こし」の案件に対して「接客スキル」を推しても意味がないことは歴然ですが、自身の経験から仕事内容に直結するような自己PRが大切です。
また応募人数が多数となればクライアントが全件目を通す可能性は低くなります。
自分のメッセージが目立つよう「ー」や「・」を使い、推しポイントを目立たせたり、アイコンがパッと目に付く写真を設定し、受注率アップに努めました。
以下おまけ部分に応募メッセージのテンプレートとプロフィール欄のテンプレートを用意しましたのでご自由にアレンジしていただき、是非ご活用ください。
結論
「時間単価制」などの割が良い案件は、募集自体が非常に少ないこと、また良案件が募集公開となれば瞬く間に応募が殺到するため倍率も上がります。
応募したからといって即採用には至らず、なかなか難しいです。
「アンケート」や「メール送信業務」は低単価ですが、数をこなせばある程度稼ぐことは出来ます。オンライン上の内職って感じですね。
私自身、多い時で月収1万円でした。
あくまで「副業」として考えるのであればおすすめしますが、本業としてやっていくには厳しいかもしれません。
おまけ【応募メッセージ等のテンプレート】